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プレスリリースの効果的な書き方【掲載メディアを増やすコツを解説】

プレスリリースの書き方【ミスを防げるチェックリストあり】

プレスリリースは企業や組織の情報をメディアや関係者に伝える重要なツールです。

効果的なプレスリリースを作成することで、新しい製品やサービス、イベントなどの情報を広く伝えることができます。この記事では、プレスリリースの基本構造と効果的な書き方について詳しく解説します。

プレスリリースの基本構造

プレスリリース:6つのブロック

どんなプレスリリースでも、原則6つのブロックから構成されています。
タイトル、サブタイトル、リード、本文、問い合わせ先、検索タグの6つです。

プレスリリースの基本構造

上図のプレスリリースはこちらから見れます。

参考 MEO対策『マップでアップ』が、東京都主催「世界発信コンペティション」サービス部門において「特別賞」を受賞PR TIMES

各ブロックの書き方のコツは以下の通りです。

1.タイトル

タイトルは、メディア担当者が最初に見る「見出し」です。
具体的かつメディアが注目するような表現が重要です。

メディアの担当者には、毎日数百~数千のプレスリリースが届きます。
目を引かないタイトルは、本文を読んで貰えなくなってしまいます。

2.サブタイトル

サブタイトルは、タイトルを補足する文です。
タイトルで伝えきれなかった内容を具体的に補足します。
50字以内を目安にまとめましょう。

3.リード

リードは、本文の内容を、コンパクトにまとめた文です。
5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)で、構成します。

4.本文

本文は、写真・特徴・背景・まとめ・連絡先の5つの要素を盛り込みます。
写真やデータを含めることで視覚的にも分かりやすくします。

写真

アイキャッチになる写真は、最低でも1枚必要です。
新商品、新サービス、新規開店、キャンペーン告知、会社設立など、
どんな内容のプレスリリースでも、写真は必ず用意しましょう。

特徴

伝えたい情報の特徴を、最大3つ程度にまとめ、見やすく構成します。
数字やデータを盛り込むと信憑性が高まり、記事で取り上げられやすくなります。

背景

情報が生み出されたネタ元やストーリーを書きます。
メディアや読者は「なぜ?」「どうして?」というストーリーに興味を持ちます。
新商品であれば、必ず「企画背景」があるはずです。

「社会問題解決につながる」
「高校生に聞いたアンケートの結果、生まれた」
「新素材、新技術を活用した」

など、読む人が「ふむふむ」と興味を持つストーリーを書きましょう。

まとめ:

メディアや読者がパッと見て分かるように内容をまとめた部分です。

商品の場合商品名、価格、販売方法、販売店、予約特典、URLなど
店舗の場合店名、所在地、最寄駅、電話番号、営業日時、URLなど
キャンペーンの場合キャンペーン名、特典、場所、期間、条件など

をシンプルに書いていきましょう

5.連絡先

問い合わせ先は2種類記載します。「メディア用」と「お客様用」です。
それぞれ、社名(店名)、担当者名、電話番号、メールアドレスを書いておきます。

6.検索用タグ

関連するキーワードやカテゴリを記載し、検索エンジンでの可視性を高めます。

ミスを防ぐチェックリスト

ミスを防ぐチェックリスト

プレスリリースは一度送ったら取り返しがつきません。
間違った情報を拡散しないためにも、内容確認には十分な時間をかけましょう。

以下に、チェックリストを用意しました。
必須項目が10個、NG項目が5個です。

必要項目チェックリスト10個

以下の必須項目が含まれているか、配信前にチェックしましょう。

  • 日時
  • 特徴
  • 写真(図)
  • 数字(データ)
  • 背景(ストーリー)
  • URL(詳細が分かるページ)
  • 会社概要(発信元)
  • 問い合わせ先(メディア用)
  • 問い合わせ先(お客様用)
  • 検索用タグ

NG項目チェックリスト5個

以下はNG項目です。配信前にチェックしましょう。

  • 誇大表現、重複、冗長表現はNG
  • ネタの盛り込みすぎはNG
  • 誤字、脱字はNG
  • 不快語はNG
  • 掲載基準違反はNG

配信前の不安をなくす3つの方法

配信前の不安をなくす3つの方法

プレスリリースの配信前は、誰でもソワソワしてしまうもの。
間違いはないか?うまく伝わるか?など、いろいろ気になると思います。

プレスリリース配信前の不安を取り除くためには、以下の3つの方法がお勧めです

1.人に見せる

自分だけで読み込んでも、なかなかミスや問題箇所には気づきません。
同僚や上司などにチェックしてもらい、アドバイスをもらうのがおすすめです。

2.音読する

チェックして貰える人が周りにいないときは、音読をおすすめします。
文章のリズム、流れもチェックでき、黙読では気づかなかったポイントに気づけます。

3.ChatGPTを使う

完璧な文章を目指すのであれば、ChatGPTもおすすめです。
誤字・脱字の指摘だけでなく、読みやすさのアドバイスや不快語の有無まで洗い出してくれます。


本記事では、「プレスリリースの書き方」について解説しました。

プレスリリースは企業の情報を広く伝える重要なツールであり、効果的なプレスリリースを作成することで、より多くの人に情報を届けることができます。

本ブログは、これからもWebマーケティングに関する有益な情報を発信していきます。ぜひブックマークやシェアをお願いします。