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ランディングページとは何か?特徴とメリットを解説【初心者向け】

ランディングページとは何か?特徴とメリットを解説【初心者向け】

おはようございます。360株式会社の伊藤です。

今回は、ランディングページの特徴とメリットを初心者向けに解説します。

「ランディングページって、どういう意味?」
「なぜ、ランディングページを作るの?」
「なぜ、ランディングページは縦型レイアウトなのか?」
など、よくある疑問にもお答えしています。

ランディングページについて知りたい方は、ぜひ最後までお読み下さい。

ランディングページとは何か?

ランディングページとは「ひとつの商品・サービスに特化したページ」です。

役割は商品・サービスの販売に導くこと。

一見、単なる縦型レイアウトに見えるランディングページ。
実は、お客様に行動を促す「シカケ」が、ふんだんに盛り込まれているのです。

まず、ランディングページの特徴を見ていきましょう。

ランディングページの特徴とは?

ランディングページの特徴は3つあります。

ランディングページの特徴
(特徴1)お客様が絞り込まれている
(特徴2)縦長レイアウトになっている
(特徴3)外部リンクがない

それぞれ、詳しく解説していきます。

(特徴1)お客様が絞り込まれている

(特徴1)お客様が絞り込まれている

ランディングページは、対象の「お客様」が具体的に絞り込まれているのが特徴です。

例えば「パーソナルジム」のランディングページだとしたら、
「メタボに悩む40代男性に朗報!」のように具体的に絞り込んだデザインするのです。
こうして作られたランディングページを、実際にメタボに悩む40代男性が見ると、「自分の悩みを解決してくれるかも!?」と感じてもらえるように作られています。

ここで、疑問に思いませんか?
具体的なお客様以外には売れなくなってしまいそうですよね?

でも、大丈夫なんです。
ランディングページは、お客様ごとにデザインを用意するのが当たり前。
先ほどのパーソナルジムであれば、
・メタボに悩む40代の男性
・産後ダイエットをしたいママ
・入社式までに痩せたい新社会人
など、それぞれに合わせたランディングページを作るのです。

「ひとりひとりのお客様に寄り添って、お悩みの解決方法を提案していく」
これが、ランディングページの特徴です。

(特徴2)縦長レイアウトになっている

(特徴2)縦長レイアウトになっている

ランディングページは、縦長いレイアウトになっているのも特徴です。
理由は、お客様が「買いたくなる情報」を全て並べているからです。

まず、大前提としてお客様は商品・サービスを疑った目で見ています。
品質は?価格は適正か?自分には合わないのでは?など、買う前の気持ちは常に揺れ動いているものです。

ランディングページでは、お客様の不安を取り除く構造になっています。
以下の表をご覧ください。
不安・疑問に対応した「情報」を揃えているのが分かりますよね?

お客様の不安・疑問不安を取り除く情報
品質に問題は無いか?「お客様満足度」をアピールして不安解消
価格は適正だろうか?「返金保証制度」をアピールして不安解消
自分に合わないかも?「お客様の声」をアピールして不安解消
買うまでが面倒では?「購入までの流れ」をアピールして不安解消

といった具合です。
つまり不安を取り除く情報=買いたくなる情報なんです。

結果、「買いたくなる情報を並べていくと、自然にランディングページ独特の縦長レイアウトになる」のです。

(特徴3)外部リンクがない

(特徴3)外部リンクがない

ランディングページには、外部リンクがありません。
自社サイトへのリンクやFacebookやTwitterのリンクすら無いことが多いです。

なぜ、リンクを張らないのでしょうか?
それは、お客様の迷いにつながるから
「後でまた考えようかな・・・」「他の商品も見てみよう・・・」と、迷う可能性がありますよね?

繰り返しになりますが「商品・サービスの販売に導く」ことがランディングページの役割です。
そのためには、お客様の不安・疑問を取り除くとともに、一直線に誘導しなければなりません。
お客様を迷わせてしまう情報を徹底的にそぎ落としているのがランディングページです。

なお、「商品・サービスの販売に導くこと」を「コンバージョン(CV)と呼びます。
コンバージョンは、『成果』を意味し、商品・サービスによって異なります。

商品・サービスコンバージョンの例
マンション販売「資料請求」
ダイエットサプリ「初回限定 トライアル」
英会話教室「体験レッスン」

2.ランディングページのメリットとは?

次に、メリットについて深掘りします。
商品・サービスのランディングページを作るメリットは3つあります。

ランディングページのメリット
(メリット1)お客様の行動が分かる
(メリット2)ABテストで改善できる
(メリット3)デザイン性が高い

(メリット1)お客様の行動が分かる

(メリット1)お客様の行動が分かる

ランディングページのメリットは、「お客様の行動が分かる」ことです。

・ページのどこまで読み進めたか?
・ページのどこをクリックしたか?
などページ内の動きを可視化できるのです。

弊社事例で解説します。
下図は、MEO対策『マップでアップ』のランディングページです。

ランディングページ ヒートマップ

ページ上部は赤く、ページ下部に行くほど緑色になっていますね。
これは、お客様がどこまで読み進めたか分かる機能で「ヒートマップ」と呼ばれます。
関心が薄れた部分を「別の表現に差し替え」たり「削除」することで、コンバージョンに結びつきやすくなるのです。

なお、ヒートマップでは、クリック場所も分かります。

ランディングページ クリック箇所

クリック場所=お客様が関心を持った場所です。
クリック場所の把握も、ランディングページの説明順番や表現改善に役立ちます。

お客様の行動が分かれば、商品・サービスが売りやすくなるのです。

(メリット2)ABテストで改善できる

(メリット2)ABテストで改善できる

ABテストで改善できるのも、ランディングページのメリットです。

ABテストとは、用意した2つのパターンのうち、どちらが効果が高いか分かる機能です。

自分では良いと思っていたAのデザインよりも、お客様はBのデザインを選ぶということはよくあります。
自分のセンスに頼らず、客観的なデータを基に改善できるので、コンバージョンにつながりやすくなるのです。

ランディングページでは、いろんな部分をABテストします。
・ボタンの色は、緑?赤?
・キャッチコピーは、メタボに悩む40代の男性?お腹が気になるビジネスマン?
・写真の位置は、右側?左側?
など、様々なABテストを行うのが、ランディングページでは当たり前です。
ボタンの色やキャッチコピーを変えるだけで、申込がグッと増える!ことはザラにあります。

このように、ランディングページを改善する施策をLPOと呼びます。
LPOはLanding Page Optimizationの略、ランディングページ最適化のことです。

成果が上がるページに作り替えていけるのは、ランディングページの大きなメリットです。

(メリット3)デザイン性が高くアピールしやすい

(メリット3)デザイン性が高くアピールしやすい

デザイン性が高くアピールしやすいのも、ランディングページのメリットです。

ランディングページは、カタログや雑誌広告のように、自由にレイアウトが可能です。
文字サイズやフォントはもちろん、イラスト・写真・図も自由自在。
伝わりやすい表現ができるので、お客様にアピールしやすいページが作れます。

デザイン性が高いと、商品・サービスの魅力をお客様に伝えやすくなります。

表現力の高さもランディングページの大きなメリットです。

3.ランディングページのデメリットとは?

最後に、ランディングページのデメリットについて深掘りします。

ランディングページのデメリット
(デメリット1)検索流入は期待できない
(デメリット2)改善し続ける必要がある
(デメリット3)プロに頼む必要がある

(デメリット1)検索流入は期待できない

ランディングページには、検索流入は期待できません

伝わりやすいデザインにするためには、画像をふんだんに使う必要があります。
キャッチコビーなどの各テキストも画像化しなければなりません。
そのため、テキスト検索での流入(SEO)は期待できないのです。

では、どのようにランディングページに誘導するか?
方法は「広告」です。
多くの商品・サービスでは、リスティング広告やFacebook広告を活用しています。

(デメリット2)改善し続ける必要がある

ランディングページは、常に改善し続ける必要があります。

ランディングページは作って終わりではなく、作った後が本番です。
お客様の動向を見ながら調整し続けないと、成果が出にくいこともあり得ます。

ランディングページを発注するときは、制作費だけでなく運用費も確認しておきましょう。

(デメリット3)プロに頼む必要がある

Webマーケティングの知識がないと、ランディングページを作るのは非常に難しいです。
自作してしまうと時間もかかるため、プロに制作を頼むのが一般的です。
ランディングページ専門の制作会社も数多くあります。

なお、制作費用やスケジュールは、内容やボリュームによって変わります。
シンプルな構成でも1ページあたり20万以上、制作期間は2週間以上は必要です。

まとめ

今回は、ランディングページの特徴とメリット・デメリットを解説しました。

ランディングページの特徴
(特徴1)お客様が絞り込まれている
(特徴2)縦長レイアウトになっている
(特徴3)外部リンクがない
ランディングページのメリット
(メリット1)お客様の行動が分かる
(メリット2)ABテストで改善できる
(メリット3)デザイン性が高い
ランディングページのデメリット
(デメリット1)検索流入は期待できない
(デメリット2)改善し続ける必要がある
(デメリット3)プロに頼む必要がある

参考になれば幸いです。

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