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不動産集客を見直す|Googleマップ(MEO)で地域の見込み客に見つけてもらう

不動産集客を見直す|Googleマップ(MEO)で地域の見込み客に見つけてもらう

「物件はポータルサイトに出しているのに、会社そのものへの問い合わせがなかなか増えない」——不動産会社の集客について、弊社(360株式会社)にはこうしたご相談が寄せられます。多くの場合、集客の入口を「物件の露出」だけで考えていることが背景にあります。この記事では、不動産集客の入口を整理し、地場の不動産会社が地域の見込み客に見つけてもらうための考え方を解説します。

不動産集客の入口を整理する

不動産集客の手段は年々増えています。物件ポータルサイト、自社ホームページ、Googleマップ(MEO)、さらにSNS(インスタグラム・TikTok・LINE)やチラシ・ポスティングまで、選択肢が多すぎて絞り込めないという声もよく聞きます。まずは代表的な3つの入口を、費用と持続性の観点で整理します。

不動産ポータルサイト:主な費用は掲載課金・反響課金です。掲載をやめると露出も止まるフロー型で、物件単位で短期の反響を得たいときに向いています。

自社ホームページ:主な費用は制作費・運用費です。育てれば積み上がるストック型で、会社の信頼や強みを伝えたいときに向いています。

Googleマップ(MEO):主な費用は整備の手間が中心です。整えるほど積み上がるストック型で、地域の見込み客に見つけてもらいたいときに向いています。

ポータル依存の特徴

物件ポータルサイトは、すぐに物件を露出できる即効性が魅力です。一方で、掲載料や反響課金が続き、掲載をやめると露出も止まります。同じ物件が他社と横並びで表示されるため、価格や条件での比較になりやすく、「会社を選んでもらう」段階まではつながりにくいという面があります。ポータルは有効な手段ですが、そこだけに依存すると費用が読みにくくなりがちです。

自社サイトの役割

自社ホームページやSNS、チラシ・ポスティングは、会社の考え方や得意なエリア・物件種別を伝える役割を持ちます。とくに自社サイトは、育てるほど資産になるストック型の入口です。SNSやチラシは認知のきっかけづくりに向きますが、最終的に「この会社に相談しよう」と思ってもらうには、会社そのものが検索で見つかり、信頼できると感じてもらえる状態が必要です。

Googleマップ(MEO)という入口

見落とされがちなのが、Googleマップ上で会社が見つけてもらえる状態をつくる取り組み、いわゆるMEO(マップ検索最適化)です。用語の整理はMEOとはも参考になりますが、要点は「地域名+不動産」で探している人に、地図の検索結果で見つけてもらうことです。整備の中心は手間であり、整えるほど効果が積み上がるストック型の入口といえます。

Googleマップ(MEO)で地場の不動産会社が見つけてもらう

「○○市 不動産」のように地域名で探す見込み客は、地図の検索結果を見て相談先を決めています。地場の不動産会社にとって、ここは大手ポータルとは別の土俵で選ばれるチャンスです。

Googleは、マップの検索結果の表示順位が主に「関連性・距離・知名度」の3つの要素で決まると説明しています(出典:Google ビジネス プロフィール ヘルプ)。会社情報を正確に整え、地域とテーマの関連性を高め、口コミなどで知名度を積み上げることが、地場の不動産会社が見つけてもらうための土台になります。

店舗のストリートビューは「ストック資産」

ここからは弊社(360株式会社)が現場で感じている考え方です。Googleマップには、店舗の中をパノラマで見せられるストリートビューを載せられます。

店舗のストリートビューは、一度撮影すれば店が続く限り見られ続ける「ストック資産」になります。これは、内見のたびに用意し成約とともに役目を終える物件のVRが「フロー」であるのと対照的です。物件の見せ方は各不動産会社の領分ですので本記事では踏み込みませんが、「会社の店舗が選ばれる土台」としては、店舗そのものの様子を見せられることが安心感につながります。撮影のタイミングとしては、内装がきれいな開店直後やリニューアル直後に、写真とあわせてまとめて用意しておくと無駄がありません。導入の手順はホームページ等へのストリートビュー埋め込みも参考になります。

一次データで見る「見つけられること」の効果

「見つけてもらえること」が行動につながる傾向は、いくつかの調査でも示されています。Googleが2015年に実施した調査(ホテルや飲食店などの利用者1,201人が対象)では、写真やバーチャルツアーを掲載している事業者は、利用者の予約への関心が約2倍高まる傾向が報告されています(出典:Google「Street View|ビジネスへの効果」)。これはホテル・飲食などを対象とした調査であり、不動産にそのまま当てはまる数値ではありませんが、「見られる状態をつくること」の方向性を示す参考になります。

また、地域名で店舗や会社を検索して相談先を探す行動は、いまや一般的になっています。地域で探す人にとって、地図は来店先や相談先を決める入口になっているといえます。

不動産会社が気をつけたいポイント

地図や自社サイトで見つけてもらいやすくする一方で、不動産の広告表示には景品表示法をはじめとするルールがあります。実際には取り扱っていない物件で関心を引く、いわゆるおとり広告にあたる表現は避けるなど、掲載する情報を店舗や取り扱いの実態と一致させることが基本です。Googleマップの会社情報やストリートビューについても、現況と食い違わない状態に保つことが、長く信頼を積み上げることにつながります。具体的な表示ルールの判断に迷う場合は、所管の窓口や専門家に確認すると安心です。

はじめ方

地場の不動産会社が取り組む順番としては、次の流れが現実的です。

  • Googleビジネスプロフィールを整える(会社名・住所・電話・営業時間・カテゴリ・写真を正確に)
  • 店舗のストリートビューや写真を用意し、会社の様子を見てもらえる状態にする
  • 口コミへの返信などを続け、知名度と関連性を地道に積み上げる

ここからは、自社で運用するか、外部に任せるかの分かれ道です。自社で続けられる体制があるなら、社内で運用するのが費用を抑えられます。手が回らない、何から手をつけるか整理したいという場合は、運用を代行するサービスもあります。自分で運用する型と任せる型の費用感の違いはMEOのツール型と運用代行型の違いで整理しています。運用まで任せたい場合は、弊社のMEO対策でもご相談いただけます。

まとめ

不動産集客では、物件の反響を得るポータルサイトが即効性のあるフロー型の入口である一方、会社そのものが地域で見つけてもらえる状態は、整えるほど積み上がるストック型の土台になります。Googleマップ(MEO)で会社情報を正確に整え、店舗のストリートビューという「ストック資産」を用意しておくことは、地場の不動産会社が大手ポータルとは別の土俵で選ばれるための準備になります。物件はフロー、店舗の見つけられやすさはストック——この視点で、いまのうちに土台を整えておくことをおすすめします。

自社ホームページからの集客はホームページ集客の始め方も参考になります。