今回は、Youtubeで8K360動画を見る方法と、Adobe Premiereのエンコード設定をご紹介いたします。
「8Kの360度VR動画を制作したんだけど、Youtubeにアップロードできないんだよな…」
と思っている方にお知らせです。
いつのまにか、Youtubeで8Kの360度動画が簡単にアップロードができるようになっていました!!
(2017年10月29日確認)
もくじ
8K360度動画をYoutubeにアップする方法
8K360度動画のサンプル
まずは、サンプルです。撮影機材は「Insta360pro」です。
茨城県の「袋田の滝」、千葉県の「黒原不動滝」を8K360度動画で撮影してきましたのでご覧ください。
なお、音声はオフにしてあります。
8K360度動画の視聴方法(Youtube)
サンプルは見れましたか?
あれっ?思ったより大したことない…と思った方は、Youtubeの画質を確認してみてください。
Youtubeの画質調整は、画面右下にある設定ボタン(歯車マーク)で、可能です。
一番上の「4320S(8K)」画質を選択してご覧頂ければと思います。
ただ、8K360度動画はかなり重いので、通信環境やパソコンのスペックによっては見れないかもしれません。
その場合は画質を下げてご覧ください。
8K360度動画のエンコード方法(Adobe Premiere)
次に、8K360度動画のエンコードについてご説明します。
エンコードには、Adobe Premiereを使用します。
以下の書き出し画面をご覧ください。
(画像クリックで拡大できます)
8k360度動画の書き出し設定は、下記の3つがポイントです。
1.「形式」は、「HEVC(H.265)」を選択する
(1)の箇所にある「形式」ですが、「HEVC(H.265)」を選択してください。
H.264では、最大で4K(4096x2048pix)でしか出力ができませんが、H.265なら「7680x3840pix」のような8Kサイズでも出力が可能になります。
(2)の概要を見て頂けるとわかりますが、ソースと同じ大きさの「7680x3840pix」で出力できていることが分かります。
2.「VRビデオとして処理」にチェックを入れる
ここにチェックを入れることで、360度動画として認識されます。
今回は「平面視」なので、フレームレイアウトも「平面視」を選択しています。
3.「出力サイズ全体にストレッチ」を選択する
本来は、ソースと出力でサイズが違う場合に、「出力サイズ全体にストレッチ」を選択をし、
今回のようなサイズが一緒である場合は不要なのかもしれませんが、
弊社では、この設定をすることで、うまく書き出しが行えました。
あとは、「書き出し」ボタンで、8K360度動画がエンコードできます!
なお、8K360度動画のエンコード時間は、かなり長いです。
エンコード前に入念にチェックするのをオススメいたします。
(私は凡ミス連発で、何度もエンコードしなおしました…)
また、エンコードが終わってからもYoutubeにアップロードに結構時間がかかるでしょう。
さらに、無事アップロードが終わっても、Youtube側の処理が必要になります。
まとめ
今回は、8K360度動画をYoutubeにアップする方法をまとめました。
まだまだ、作業に時間がかかる8K360度動画ですが、視聴した時の喜び・驚きも格別です!
[vrcamera]

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