クリニックの採用は、看護師・医療事務・医師といった職種ごとに、応募が集まりやすい求人媒体が異なります。このページでは、医科クリニックが使う医療特化の媒体を、費用のかかり方で整理し、職種別の選び方まで示します。求人媒体全体の基本的な分類は、求人媒体の基本の選び方をまとめた記事にまとめています。
クリニック採用の特徴
- 職種が資格別に分かれます(看護師・准看護師/医療事務・受付/医師/その他コメディカル)。職種によって適した媒体が変わります。
- 医療事務は無資格から応募できる枠もあり、求人サイトで集めやすい職種です。看護師・医師は応募の母集団が薄く、成功報酬型や人材紹介も選択肢になります。
- 応募が来るタイミングを読みにくい医療職では、掲載を止めずに続けられる料金体系(掲載無料・成功報酬・掲載無制限)が向いています。
医科クリニックで使う求人媒体(費用のかかり方で3分類)
無料掲載+オプション課金型:掲載は無料・露出を増やすときだけ費用。医療事務・受付・パート職。
期間掲載型:一定期間・枠を買って載せる。女性の応募が多い職種・医師。
成功報酬型:採用が決まったときだけ費用。看護師・医師など難採用職。
無料掲載+オプション課金型
掲載は無料で始められ、露出を増やしたいときだけ費用がかかる分類です。医療事務・受付やパート職など、応募が集まりやすい職種の土台になります。
グッピー(GUPPY)
医療・介護・福祉に特化した求人サイトです。掲載は無料で始められ、求職者が求人を見たときやスカウトを送るときにポイントを消費する仕組みで、初期費用や成功報酬はかかりません。掲載期間の制限がなく、医科・歯科・薬局まで対応する職種が広いのが特徴です。
グッピー 求人掲載(公式)
Jimuten(ジムテン)
医療事務・調剤事務に専門特化した求人サイトです。レセプト経験や電子カルテ経験などのスキルで求職者を絞ってスカウトできるため、経験のある医療事務を狙って採りたいクリニックに向きます。
Jimuten(公式)
一般的な求人検索エンジン(Indeed・求人ボックスなど)は、求人媒体の基本の選び方をまとめた記事で扱っています。
期間掲載型
一定の期間や枠を買って載せる、従来型の求人媒体です。女性の応募が多い職種や、医師の採用で使われる専門媒体があります。
とらばーゆ
リクルートが運営する女性向けの求人媒体です。医療系の職種を選べ、看護師・医療事務など女性の応募を集めやすいのが特徴です。一定期間の掲載で費用が決まります。
とらばーゆ 求人広告掲載(公式)
m3.com CAREER
医師の採用に強い専門媒体です。年間掲載型と成功報酬型があり、常勤医師の採用で使われます。医師向けの媒体規模が大きく、費用帯は高めです。料金の詳細は公式ページでご確認ください。
m3.com CAREER 医師の求人掲載(公式)
成功報酬型
掲載は無料で、採用が決まったときにだけ費用が発生する分類です。応募の母集団が薄い看護師・医師など、確実性を優先したい採用に向きます。
ジョブメドレー
医療・介護・歯科などに強い求人サイトです。掲載費・月額費は0円で、採用できたときにだけ費用が発生します。採用できたときの費用は1人あたり7.2万円から(公式・2026年7月時点。職種・雇用形態で変わります)。応募が事業所へ直接届く直接応募型で、選考や連絡は自院で進めます(人材紹介の仲介は入りません)。少人数の採用や欠員の補充に向きます。
ジョブメドレー 求人掲載(公式)
看護師の人材紹介(看護師ワーカー など)
専任のエージェントが、求人紹介から面接調整・条件交渉まで仲介し、採用が決まったときに成功報酬が発生します(報酬は年収に対する割合が一般的で、各社で異なります)。看護師が自院の募集だけでは集まりにくいときの選択肢です。看護師専門では看護師ワーカーなどがあります。
看護師ワーカー(公式)
医師の人材紹介(民間医局 など)
医師に特化した紹介サービスです。医師は転職が表に出にくく、紹介が採用の中心になりやすい職種です。登録・相談は無料で、紹介を受けて採用が決まったときに費用が発生します。医師専門では民間医局などがあります。
民間医局(医師採用担当者向け・公式)
職種別の使い分け
- 医療事務・受付:グッピー、経験者を狙うならJimuten、ジョブメドレーに、求人媒体の基本の選び方で挙げた無料掲載(求人ボックス・Indeed)を組み合わせます。無資格から応募できる枠もあり、集めやすい職種です。
- 看護師・准看護師:グッピー・ジョブメドレーに、とらばーゆを組み合わせます。集まりにくいときは看護師の人材紹介を併用します。
- 医師:m3.com CAREER・医師の人材紹介が中心です。ジョブメドレーは欠員や非常勤の試験的な募集に向きます。
- 共通:まずハローワーク(公共・無料)を併用します。地域の求職者に強い窓口です。
掲載してからやること
求人媒体は「出して終わり」ではありません。掲載後の運用で、有資格者に届くかどうかが変わります。
- 求人票は、資格要件・勤務日数・レセプト経験の要否・院の診療方針を具体的に書くことが大切です。曖昧な原稿は、有資格者に響きません。
- 職場の写真やスタッフの様子で雰囲気を伝え、掲載を止めないようにします(情報の鮮度が表示に影響します)。
- Googleビジネスプロフィールの求人・投稿も応募の接点になります。無料の媒体と併走させると入口が増えます。


