今回は、GoPro Fusion編集ソフト「FUSION STUDIO」の使い方についてまとめます。
GoPro Fusionの360度動画編集には「Fusion Studio」というスティッチソフトを使います。
スティッチとは、「映像データの縫い合わせ」のことです。
GoPro Fusionは、前面と背面のレンズで撮影しますが、データは2つに分かれています。
それをスティッチすることにより、360度見回せるVR映像になるわけです。
上図はステッチのイメージです。GoPro公式動画から抜粋しました。
もくじ
ソフトのダウンロード
Fusion Studioのダウンロード
Fusion Studioは、GoPro Fusion公式サイトから無料でダウンロードできます。
ページの下のほうにあります。
●Fusion Studio ダウンロード場所
https://jp.shop.gopro.com/APAC/cameras/fusion/CHDHZ-103-master.html
GoPro VR Playerのダウンロード
ついでにGoPro VR Playerもダウンロードをオススメします。
GoPro Fusion以外のカメラで撮影した360度VR写真や動画も再生できるプレイヤーです。
ちなみに、GoPro VR Playerは、フランスの「Kolor」が無料で提供しています。
2015年に、Goproに買収されました。GoproによるKolor買収についてのFAQ
●GoPro VR Player ダウンロード場所
http://www.kolor.com/gopro-vr-player/download/
GoPro VR Playerを起動すると下記画面が表示されます。
ファイルを画面内にドラッグ&ドロップすると、再生できます。
Fusion Studioの使い方
メディアの読み込み
Fusion Studioを起動するとカメラとローカルのどちらからデータを取り込むか、確認されます。
データの場所を選択すると準備中になり、その後読み込み状況がプログレスバーで表示されます。
データの読み込みが終わるとEDIT画面に移ります。
EDIT画面の各部説明
EDIT画面です。
左側に映像データ一覧が表示され、右側に編集画面が表示されます。
画面各部の説明を入れてみました。
①設定
データのインポート元、インポート先のフォルダ設定や、GoPro Fusionを接続した際に、自動でFusion Studioを起動するかなどを設定できます。
②状態表示
選択しているファイル数の表示の他、サムネイルの大きさを調整できます。また「ゴミ箱」アイコンを押すと削除できます。(ちょっと小さいです)
③編集/レンダリング切替
編集(EDIT)とレンダリングを切り替えることができます。
④編集中の映像
編集中の映像のほか、ファイル名やタイプスタンプも表示されます。
⑤データ一覧
読み込んだ映像データの一覧が表示されます。
⑥編集エリア
このエリアで映像を編集します。ここがFusion Studioのキモなので、後程また説明します。
⑦レンダリングボタン
映像編集が終わりましたら、こちらでレンダリング(動画の生成)をします。
EDIT画面編集エリアの説明
EDIT画面の右下の編集エリアは、大きく分けて3つの画面があります。
Horizon(水平設定)、Settings(色味設定)、OVERCAPTUREの3つです。
HorizonとSettingsの切り替えは、右上の赤枠内のボタンで切り替えます。
OVERCAPTUREの切り替えは左上のスライドスイッチで切り替えます。
Horizon
Horizonは、360度VR映像の傾きを設定できます。
Yaw、Pitch、Rollそれぞれ「0.01度」単位で調整できます。
また、このエリアで、スタビライゼーションの設定ができます。
None、Anti-Shake、Full Stabillizationの3種類です。
None
素のデータのままで、スタビライゼーション処理を全くしません。
Anti-Shake(ぶれ防止)
ブレを除去、ビデオを滑らかにし、カメラの向きを安定させます。
GoPro Fusionを、自分の体や、自転車などに付けて撮影した映像に最適です。
Full Stabillization(完全安定化)
ビデオを滑らかにし、視点を一方向に固定します。
ヘッドセットやVRの視聴に最適です。
Settings
Settingsでは、映像の色味を設定できます。
「Color」は、FlatとGoProの2種類切り替えられます。
Flatは色設定をしない場合、
GoProを選択すると、GoProオススメの色味に変換してくれます。
下記は、浅草を撮影して、FlatとGoProのカラー設定を見比べたものです。
GoProのカラー設定を入れると、かなりキリッとした映像になりました。
また、手動で細かく調整も可能です。
Temperature(色温度)
Tint(色合い)
Shadows+Highlights(明るさ)
Sharpness(シャープ)
※翻訳はちょっと間違っているかもしれません。
OVERCAPTURE
最後にOVERCAPTUREです。
下半分は、ほとんどHorizonと同じなのですが、
Ratioで画角を3種類、Projectionで見え方を2種類切り替えられます。
【Ratio(画角)】
16:9
4:3
Square(正方形)
【Projection(投影法)】
Little Planet
Fisht Eye
360度VR動画から、好きなアングルを決めて切り出す場合は、FishEyeを選択します。
下記は、16:9の画角で、Little PlanetとFishEyeの比較です。
好きなアングルを切り出す場合は、FishEyeを選択します。
レンダリング
編集が終わったら、レンダリングです。
データを選択してからレンダリングボタンを押すと、下記の画面が表示されます。
生成する動画をどのメディアに使用するのか選択します。
Editingは、さらにPremiereやAfterEffectsで編集する場合。
その他は、Facebook、Youtube、VIMEO用にそれぞれ生成できます。
また映像の解像度と、音声をステレオにするか、空間音声にするかを選択すると
下記画面になります。
ここで、編集が終わった映像を、一気にレンダリングします。
レンダリングには結構時間がかかるので、寝る前に設定して一気にレンダリングするのがオススメです。
なお、個別にレンダリング設定をする場合は、ファイル名をクリックすると、
下記画面に切り替わり修正が可能になります。
最後に、microSDカードをGoPro Fusionに戻す時に、前面と背面を入れ間違えることがあります。
その場合、電源を入れると下記のように表示されるので、場所を入れ替えてみてください。
まとめ
今回はステッチソフト「Fusion Studio」の使い方についてまとめました。
各設定でどのような映像になるのかは、下記記事にまとめています。
ぜひ、合わせてご覧ください!

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『GoPro Fusion』で撮影した映像はこちら!



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